ネックストラップ作成の前に知っておきたい!専門用語を徹底解説

オリジナルネックストラップを作成する際、色やデザインだけでなく、使用されるパーツや素材、加工方法などの専門用語を理解していることが非常に重要です。これらの用語を知ることで、注文の際に適切な選択ができ、目的に合わせた最適なネックストラップを作るための助けになります。この記事では、ネックストラップ作成に必要な専門用語を徹底解説します。

仕様とパーツに関する用語

ネックストラップは、シンプルなものから複雑なものまでさまざまなデザインが可能ですが、いくつかの基本パーツがあります。これらのパーツを理解することで、自分の用途に合ったストラップを選ぶことができます。

なお、パーツに関するさらに詳しい情報を知りたい方は、パーツ一覧のページもあわせて参照してください。

金属ピン

ネックストラップの紐留め仕様のひとつで、紐の先端に2個の丸ピンを上下から差し込んでほどけないように固定するパーツです。先端パーツの位置を固定する役割も持つ、小さいながらも重要なパーツです。

金属ピン

金属カシメ

ネックストラップの紐留め仕様のひとつ。長方形の金属パーツでネックストラップの先端パーツを固定します。「加締め」とも書きます。

金属カシメ

二重リング

ネックストラップの先端に取り付けるスタンダートタイプの金属リングのことです。二重に巻かれているリングの隙間に取り付けたいパーツを差し込めばスルッと装着できます。「二重マルカン」とも呼ばれます。

二重リング

レバーナスカン

茄子の形に似ていることから、この名前がついたとされている金属パーツです(カンとは金属の鐶のこと)。レバーを指でずらすことでリング部分が簡単に開閉し、カードケースやリールクリップなどを接続できます。

レバーナスカン

カードケース

ネックストラップの先端に取り付けて使う、社員証や名刺、ICカードなどを収納できるケースです。弊社ではタイプの異なる3種類をご用意しております。また、パスケース表面にオリジナルデザインの印刷もできます。

カードクリップ

ネックストラップとカードケースを接続するジョイントパーツです。クリップ式になっており片手で着脱できます。カラーはブラックとホワイトの2色。型番の末尾が「D-C」の製品に標準で付属しています。

リールクリップ

本体と先端のクリップをつなぐ紐を伸縮できるパーツ。紐は最大600mmまで伸ばせるので、ネックストラップ先端につけた社員証や身分証を見せるときに便利。本体前面に名入れも可能です。型番の末尾が「D-CR」の製品に標準で付属しています。

リールクリップ

フォンタブ

スマートフォン本体とスマートフォンケースの間に挟み込むようにして挿入することで、ネックストラップにスマートフォンを吊り下げられるようにするパーツです。

フォンタブ

安全パーツ

強い力で引っ張られると、自動的に外れる仕組みになっている危険防止用のパーツ。万が一、エレベーターや自動車のドアにネックストラップが挟まってしまっても、自動的に外れるのでケガから防いでくれます。

長さ調整パーツ

ネックストラップの長さを調整できるパーツです。用途に応じてストラップの長さを自由に調整できます。大人や子供など、複数の方が使用する際には特に役立つパーツです。

紐幅

ネックストラップの紐の幅のことで、弊社では10mm、15mm、20mmの3種類から選べます。

紐色

ネックストラップの紐の色。紐素材によって選べる色が異なります。定番色以外の色をご希望の際はお気軽にお問合せください。

紐色

素材に関する用語

ネックストラップの使用感や耐久性は紐の素材によって大きく変わってきます。依存します。弊社では平織りナイロン、袋織ポリエステル、平織りポリエステルの3種類の紐素材が選べます。

平織りナイロン

経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を順番に交差させて織ったナイロン製の紐。表面がなめらかで光沢があります。また丈夫で摩擦にも強いのが特徴です。

平織りナイロン

袋織りポリエステル

袋状になっているポリエステル製の紐。肌触りがよいので首にかけていても違和感がありません。シルク印刷にて名入れを行います。

袋織りポリエステル

平織りポリエステル

経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を順番に交差させて織ったポリエステル製の紐。なめらかな素材なため、フルカラーのデザインをキレイに印刷できます。また非常に柔らかいので、長時間つけていても気になりません。

平織りポリエステル

印刷や加工に関する用語

ネックストラップにデザインやロゴを印刷する際に使われる用語について紹介します。

名入れ

ネックストラップに企業名やイラストなどのオリジナルのテキストを印刷すること。「名入れ方法」と「印刷方法」は同じ意味です。

シルク印刷

印刷の鮮明さが特徴の印刷方法で、基本的に印刷色は1色のみですが、比較的安価に大量生産が可能です。かつては版にシルク(絹)の布を使用していたためこう呼ばれており、版に乗せたインクをヘラで押し出しながら、ネックストラップに色をのせます。

昇華転写

耐熱性のフィルムにデザインを印刷し、熱と圧力によってネックストラップに転写するフルカラーの印刷方法です。グラデーションなどの繊細な表現が可能です。

昇華転写

PANTONE

PANTONE(パントン)は、世界共通の色見本帳のことです。絵の具や印刷インクの色を、数値で正確に表すことで、世界中のどこで同じ色を作ることができます。デザイナーや印刷会社などで、デザインの色を指定する際に使われています。例えば、あるブランドのロゴの色を「パントン123C」と指定すれば、世界中のどこでも同じ色で再現できます。

弊社では、シルク印刷時の印刷色をPANTONEで指定できます。

注文に関する用語

ネックストラップを作成する際には、以下の流れに沿って注文が進みます。各ステップで専門用語が使われることが多いため、事前に理解しておくとスムーズです。

納期

ご注文いただいた商品を納品するまでの期間のことで、弊社における納期は、受注日の翌日から出荷日までの営業日数を指します。詳しくは納期ページにてご確認ください。

データ入稿

ネックストラップに印刷する入稿データを弊社に納品していただくことです。入稿データは専用の入稿用テンプレートを使ってご自身で作成するか、入稿データの作成代行サービスをご利用ください。

入稿テンプレート

入稿データを作成する際に使用するひな形のことです。入稿テンプレートに印刷したいデザインを取り込んで入稿データを作成してください。入稿テンプレートのダウンロードよりダウンロードしてご利用ください。

入稿テンプレート

完成イメージ図

ネックストラップを量産する前に、完成型を確認するために作成するイメージ画像のこと。ネックストラップに名入れしたいテキストや、印刷したいロゴなどの素材をいただければ、弊社のデザイナーが無料で作成いたします。

即納品

名入れやオリジナル印刷をしていない無地の商品を即納品と呼びます。弊社では「即納品ネックストラップ」、「即納品カードケース」、「即納品リールクリップ」などをご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

製作実績

過去にお客様からのご注文で製作したネックストラップは、製作実績ページからご覧いただけます。また、弊社社内には公開していない製品も多数ございますので、オンラインミーティングなどで希望のスペックのネックストラップをご案内することもできます。

製作実績

試作品

量産前に仕上がりを確認するために作成する、サンプルのネックストラップのことです。通常の注文とは料金や納期が変わりますので、見積り注文フォームよりお問合せください。

OPP袋

OPP袋とは、透明なプラスチック製の袋のことです。透明度が高く、中身がはっきり見えるので、商品の展示やラッピングに最適で、さらに、引っ張っても破れにくく、水にも強いので、商品を保護しつつ、きれいに見せてくれます。正式名称は「Oriented Polypropylene(オリエンテッドポリプロピレン)」。

弊社ではご注文いただいたネックストラップはOPP袋に個別包装して納品します。

検品

量産したネックストラップに不備、不良がないか検査することです。弊社では中国工場出荷時と、弊社よりお客様の元へ出荷する際に、印刷の間違いやズレがないかなど、1本1本手に取りダブルチェックを行なっております。