無地よりも名入れのネックストラップが選ばれる理由と導入のメリット
「社員証用のネックストラップを作りたいけど、印刷するのは手間と時間がかかりそうだし、無地でいいかも」と思っていないでしょうか。確かに、社員証やイベント用のIDカードを下げるだけなら、デザインのないネックストラップでも役割は果たせます。
しかし、国内外の調査や事例によると、名入れ(会社名やロゴ、名前を印刷すること)をすることで、会社の印象やブランドの見え方、業務のしやすさ、安心感など、想像以上の効果・メリットが得られることがわかっています。今回は、これらの詳しいデータをもとに、名入れネックストラップの利点をわかりやすく解説します。
1. 覚えてもらいやすくなり信頼につながる
アメリカの販促グッズ調査(Brandelity)によると、実用性のあるアイテムは長く使われやすく、そのブランドを繰り返し目にすることで覚えてもらえる確率が高まります。名入れネックストラップは常に胸元に見えるため、取引先や来場者の記憶に残りやすく、自然な宣伝効果を発揮します。例えば、常勤スタッフが日常的に使用すると、年間を通じて数百回以上にわたるブランド露出となり、広告換算コストは配布単価を大きく上回ることもあります。
また、マッキンゼーの顧客体験調査によると「パーソナライゼーションはブランド好意を最大20%向上させ可能性があり、顧客との親密な関係構築に優れている企業は、そうでない企業よりも速いペースで収益を伸ばしている」と報告されています。名入れネックストラップは、それを利用するスタッフやパートナーとの信頼関係の構築、ひいては顧客との信頼関係の構築に寄与する手段として有効と言えるでしょう。
2. 初対面でも声をかけやすく、業務や接客がスムーズになる
人は相手の名前や所属を知っていると、話しかける心理的ハードルが下がるとされており、名札機能を兼ねるネックストラップは、初めて会う人との距離を縮めやすくしてくれます。特に、展示会・店舗・工場・イベント会場などでは、初対面でも「どの立場の人か」が一瞬でわかるため、案内や質問の際に無駄な確認が不要になります。
こうした効果は、心理学で「身元のわかる犠牲者効果(Identifiable victim effect)」として知られる現象とも一致します。これは、匿名の相手よりも、名前や顔などで特定できる人物に対して人はより共感や関心を抱き、援助や対話の意欲が高まるとされるもので、多くの実験研究で裏付けられています。
また、名入りストラップは自己紹介の手間を省くツールにもなります。新人や臨時スタッフは、名札がないと「誰?」と毎回聞かれることになりますが、逆に名前と所属が常に見えると、周囲やお客様がスムーズに役割を認識でき、即戦力として動きやすくなります。特に短期イベントや繁忙期の派遣スタッフ活用時に効果的です。
3. セキュリティ面でも役立つ
社名やイベント名が印刷されたネックストラップを身につけることで、外部の人と社員をひと目で見分けられるようになり、防犯や情報漏えい防止などのセキュリティ対策につながります。
例えば、社員が100名を超える企業では、誰が社員で誰が社員ではないか、瞬時に区別ができません。そんなときに、企業名入りのネックストラップを使用していれば、自社のスタッフか否かがすぐに判断できます。企業によっては社員と会社に来たゲストのネックストラップの色やデザインを分けているところもあり、こうすることで来訪者管理や入退室チェックもスムーズになり、受付や警備担当者の負担軽減も期待できます。
4. 低コストで長期的な広告効果が得られる
名入れネックストラップを広告として考えた場合、例えば1本300円のネックストラップを1年間、週5日、1日8時間使うと、1時間あたりのコストは1円未満です。看板やインターネット広告と比べても、これほど長く・繰り返しブランドを見せられる広告手段は多くありません。サービス業などの人と接する仕事においては、特に効果的と言えるでしょう。
アメリカに本部を置く販促製品の業界団体「Promotional Products Association」の調査では、名前入りアイテムは汎用品より平均34%長く使われる傾向があります。無地のネックストラップよりもオリジナルの名入れストラップのほうが、愛用する意欲が高まり、結果として広告効果もアップすると考えられます。
まとめ
無地のネックストラップでも基本的な役割は果たせますが、名入れしたネックストラップを導入することで「見られる回数が増える」「信頼感が高まる」「業務がしやすくなる」などの多くのメリットが得られます。さらに、低コストで長期的に使えるため、広告や広報の観点からも効率的といえるでしょう。
選び方やデザインを工夫すれば、安全性やプライバシーにも配慮しつつ、ブランド価値と現場の快適さを両立できます。名入れネックストラップの作成でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。