ネックストラップにスマホや携帯をぶら下げるときに役立つ6つのアイテム
最近では、ビジネスシーンでの連絡手段、社員証や身分証名、財布の代わりなど、さまざまな用途をスマホひとつで担えるようになってきています。今や生活にかかせない必需品になったスマホや携帯を、ネックストラップにつけて手軽に持ち歩きたいと考えている人も多いでしょう。このページでは、そんな人に向けてスマホや携帯をネックストラップに付けるメリットや、その際に役立つパーツを詳しく紹介します。
スマホや携帯をネックストラップに付けるメリット
スマホや携帯をネックストラップに付けると、さまざまな利点があります。この項目ではスマホや携帯をネックストラップに付けて持ち運ぶ際の6つのメリットを紹介します。
落とさない
スマホや携帯は、現在多くの人にとって生活にかかせない大切なアイテムです。持ち歩く機会が多い分、破損の可能性も高くなっています。スマホや携帯にネックストラップをつけておけば、何かの拍子に手のひらから落ちるなどして破損してしまうことが無くなります。大切なスマートフォンを汚れや傷から守り、キレイな状態で保つためにはネックストラップの使用をおすすめします。
なくさない
部屋の中でスマホや携帯をどこに置いたか忘れてしまった時は、ネックストラップが目印の役割になり、すぐに自分のスマホを見つけることができます。また、スマホや携帯を手に持ったままショッピングや食事に出かけると、お手洗いやお店のソファににスマホを置き忘れてまうことがあります。ネックストラップで首から下げていれば、そんな心配はいりません。紛失を事前に防ぐことができるのです。
すぐに使える
スマホや携帯をネックストラップに付けておくと、カバンやポケットから取り出す手間を省いてすぐに使用することができます。ビジネスシーンでの緊急着信時や、大切な一瞬を逃さずすぐに写真撮影したいとき、スマホを首から下げていれば、即座に対応することができますのでとても便利です。
両手があく
介護や医療などの現場では、スマホをすぐ使えるように手元におきたいけれどそうはいかないという場面が多々あります。そのようなときにネックストラップがあるととても便利です。また、子育て中の親などは、赤ちゃんなどを抱っこして両手がふさがっている時間が長く、いちいちスマホを取り出したりするのは手間です。ネックストラップを使えば、スマホを使わないときもじゃまになりませんし、必要なときはすぐに持って使えます。さらに、両手で作業しながらの通話も可能になります。
おしゃれ
ネックストラップにあまりおしゃれではないイメージを持っている人が多いかもしれませんが、最近は少なめの荷物でファッションをスッキリと見せたい人にむけて、おしゃれでかつ機能面も充実したネックストラップが多数発売されています。中でも、スポーティーな太め幅のネックストラップが現在注目を集め始めています。
ポケットやカバンから取り出しやすい
スマホや携帯は表面がつるつるしているので、ポケットから取り出したい時に滑って一回で取り出せなかったり、カバンに荷物をたくさんいれている人はどこにあるかわかりづらかったりします。ネックストラップをつけていれば、カバンの中を見て確認しなくても、手触りで判断して取り出すことができます。カバンの手提げの部分にくくりつければ、さらに簡単に取り出すことができますし、その際の落下の防止にも繋がります。
スマホや携帯をぶら下げるときに役立つアイテム
ここではスマホや携帯をぶら下げるときに役立つアイテムを6つ紹介しています。アイテムの種類によって素材や形状、使い勝手がそれぞれ異なります。使用場面にあわせて好みのアイテムをお選びください。
- すっきりシンプルに見せたい時には二重リング(二重丸カン)
- 丈夫で安心感のあるDカン、三角カン
- 頻繁に着脱する場合はナスカン
- おしゃれで種類豊富なカラビナ
- ワンタッチで着脱可能なバックル
- 役立つリールクリップ
二重リングとは
二重リングはその名の通り、二重になっているリングパーツのことです。二重丸カンや二重カンとも呼ばれています。二重リングの材質は真鍮や鉄、ダイカストなどさまざまで、性質上比較的柔らかな金属素材が使用されています。二重リングはその軽さや細さから、小さなパーツの連結に多く使われています。基本的に穴あいているところならどこにでも装着できるため、ネックストラップをはじめとしてパーツ同士を繋げる時には非常に役立ちます。
二重リングの使いかた
細いワイヤーで見た目がすっきりしているので、シンプルにスマホをぶらさげたい時にはおすすめです。ネックストラップに連結する時はストラップ部分の幅に合わせた二重リングを選択し、布地の先端と松葉紐を取り付けます。あとはスマホに松葉紐を通すだけです。スマホとネックストラップをつけるのに必須な松葉紐にも、小さな二重丸リングがよく使われています。
二重リングの耐久性
ワイヤーを一周半〜二周しているため、通常の丸カンやリングパーツと比べると強度があります。ただし、ワイヤーは曲がりやすい柔らかい素材を使用しているため、重量が大きすぎるものには向いていません。スマホや携帯なら問題なくつけることが出来ますが、心配な場合には次の項で紹介するDカンや三角カンを使用すると良いでしょう。
Dカン、三角カンとは
Dカン、三角カンとはDの形と三角形のカンのことで、先ほど紹介した二重リングと同様、見た目のままの名前が付いています。こちらのカンはカバンの持ち手部分などにも使用されるので、二重リングと比べるとより頑丈な作りとなっていることが多く、素材の線径も太めです。これらのパーツはリングと違って、まっすぐな形状になっている部分があるので、ストラップの連結部分をより安定させることができます。ポーチのファスナー部分やタグ、バッグの持ち手など、幅がある紐状のものによく使用されているので、ネックストラップの連結にはうってつけのパーツといえます。
Dカン、三角カンの使いかた
ネックストラップの連結パーツとして使用する時は、二重リングを装着したときと同様、カンの部分にストラップの先端と松葉紐を装着するだけで使用できます。カンに切れ目がある場合にはペンチで開いて装着することも可能です。
Dカン、三角カンの耐久性
パーツ自体の強度がとても高いため、長い間使用しても、割れたり崩れたりすることはまずありません。Dカン、三角カン自体にナスカンが付いているタイプのものもあり、かなりの衝撃が加わらない限り二つのパーツ同士がはずれることがないので、こちらも安心して使用することができます。
ナスカンとは
ナスカンとは、茄子のような形をしたカンのことをさします。フックの部分を内側へ押すと環が開くため、とても簡単にパーツや紐類の付け替えができる優れものです。ナスカンのうち、サイドについているレバーを引き下げることによって環が開くものをレバーナスカンといいます。最近ではDカンや、楕円形のCカンがナスカン本体にもともとくっついていて、より使いやすくなったタイプが主流になってきています。ナスカンはひとつ250円から1000円ほどで購入することができます。利便性がある分、値段も少し高めです。ナスカンはその使いやすさから、頻繁に取り外しをするキーホルダーなどによく使用されています。
ナスカンの使いかた
ナスカンもネックストラップの先端と松葉紐をつけるだけでスマホや携帯をさげることができるようになります。スマホケースのストラップホールの直径によっては、直接ケースにナスカンをつけることも可能です。紐状のものを連結する際は、フック部分に紐を引っ掛けて下に引くようにするといとも簡単に接続させることができます。
レバーナスカンの場合にはレバーを引くだけで環が開くのでよりスムーズに着脱可能。このように、とても簡単にパーツやストラップの着脱ができるので、スマホとネックストラップを頻繁に取り外す人におすすめのパーツです。また、DカンやCカンつきのナスカンは、パーツが回転式になっていて、ネックストラップが絡まったりねじれたりすることがなくとても使い勝手がよくなります。
ナスカンの耐久性
金属製ナスカンは、ランドセルの荷物ぶらさげパーツにもよく使用されています。ランドセルのナスカンは給食袋や運動着袋をぶらさげて6年という長い期間使用されますが、劣化することなく使い続けることができます。ただし、プラスチックや樹脂を使用したナスカンは頻繁に取り外しの作業をおこなうと、金属製ナスカンよりも劣化が早く進みます。ナスカンを選ぶときには原材料も確認しておくと、より目的に適したパーツを選ぶことができます。
カラビナとは
カラビナは楕円形の環の一部に、開閉パーツ(ゲート)が付いたものです。カラビナはもともとは登山やクライミング用のアイテムとして開発されたものです。しかし現在ではアクセサリーなど小物同士を連結するための「アクセサリーカラビナ」や、キャラクターの形をかたどったデザイン性の高いものなど、多くの種類が発売されています。材質はプラスチック、鉄、アルミなどさまざま。カラビナもナスカンと同様、とても簡単にストラップの着脱をおこなえます。最近のカラビナはカラフルでおしゃれになっており、ファッションの一部としても楽しむことができます。もともとは登山のために作られたパーツだけあってとても強度が強いので、アウトドアや動きの激しい職業で使う人におすすめです。
カラビナの使いかた
カラビナにネックストラップの先端と松葉紐をとりつけます。あとは松葉紐をスマホやスマホケースのストラップホールに取り付けるだけで簡単に使用できます。
カラビナの耐久性
カラビナは登山やクライミング、犬を散歩するときのリードと首輪の連結にも使われる非常に耐久性の強い連結パーツです。物によっては人命救助にも使用されているカラビナもありますが、スマホをぶらさげる際には、一般的に購入できる数百円のもので充分に長期間の使用が可能です。
バックルとは
バックルはベルトなどを締める留め具の一種です。ネックストラップに使用されるバックルは、主に「ワンタッチバックル」と呼ばれる種類で、パーツがワンタッチで開閉するものものです。安全の為、外すときには上下2つのボタンを押さないと外れない仕組みになっています。バックルはベルト、時計、衣服,靴,かばん,帽子などに幅広く応用されるパーツです。このパーツの良さはなんといってもワンタッチで片手でも着脱が可能なことです。ここで紹介したパーツの中でも特に簡単に着脱可能。見た目もクールな印象となっています。
バックルの使いかた
ネックストラップの先端にワンタッチバックルの差し込みパーツを取り付けます。もう片方のパーツに松葉紐をとりつけ、松葉紐とスマホのストラップホールを連結させます。バックルは先端に松葉がついているものを使用するとより簡単にスマホをぶらさげられます。ネックストラップの先端だけではなく中間にバックルをつける方法もあります。
バックルの耐久性
バックルは、強度の強いものではシートベルトやアトラクションの保護ベルトにも使われているため、そう簡単に外れることはありません。しかし、ネックストラップなど細い紐類に使用する小さめバックルは、着脱が非常に簡単な分、かなり強い力でひっぱると取れてしまう可能性もあるので使用の際は注意しましょう。
リールクリップとは
リールクリップとは、巻き取り式の紐が収納されているクリップのことです。引っ張ったり放したりすることでリールが伸び縮みします。スマホでセキュリティー認証を行う場合や、お財布ケイタイなど電子マネーを使いたい時などにこのリールクリップが大活躍します。また、ネックストラップをつけたままで写真撮影をしたいときでも、いちいち取り外すことなく撮影することができますので、スマホや携帯を常にぶら下げておきたいときにはとても便利なアイテムです。
リールクリップの使いかた
リールクリップは、スマホをぶら下げたときにスマホの重みでリールが自然と伸びてしまうことがあります。実際に弊社で取り扱っているリールクリップで試してみたところ、重さ115g以上の端末をぶら下げた場合は、リールが伸びてしまいました。リールクリップにスマホをぶら下げる場合は、どのくらいの重さまで吊り下げが可能であるか確認しましょう。重さでリールコードが勝手に伸びないよう、ロック機能が付いているリールクリップも販売されているので、端末が重いときにはそちらがおすすめです。
ネックストラップにとりつけるときは、リールクリップ上部を、二重リングやDカンなどの連結パーツに取り付け、さらにその連結パーツをネックストラップの先端に取り付けます。次にリール紐部分の先端に松葉を取りつけ、松葉紐をスマホのストラップホールに取り付ければ、簡単に伸縮可能なネックストラップを作成することができます。
リールクリップの耐久性
細い紐を引き出したり、収納したりを繰り返すので、強い負荷がかかり続ければ劣化していきます。劣化したリールクリップは強い力で引っ張ると紐がちぎれてしまいます。日常生活で使用する分には心配ありませんが、乱暴に扱うと突然故障する可能性もありますので、使用の方法には充分注意しましょう。
ネックストラップパーツの強度を調査
ネックストラップに、スマートフォンをぶら下げてパーツの強度や耐久性を調査しました。紹介した中でもいちばん素材が細い二重リングと、特に容易に着脱ができるワンタッチバックルを使用して、それぞれのネックストラップを強い力で引っ張る、大きく揺らすなどしましたが、外れたり壊れたりすることはありませんでした。
この実験からも分かるように、連結に使われるパーツの耐久性はとても高くなっています。連結パーツよりも、松葉紐やスマホケースのストラップホールが故障する可能性の方が高いでしょう。ただし、ワンタッチバックルのようにプラスチック性のパーツは、落として踏んでしまうなど強い力が加わると本体が割れてしまうので気をつけましょう。
スマホや携帯を首からぶら下げる時に最適な長さは?
スマホや携帯を首からぶら下げる時に一番最適な長さはどれくらいなのか、例を交えて解説します。
スマホを操作するとき
スマホを操作する際、眼球からの距離は、30センチから40センチ離すのが最適だと言われています。少なくとも20センチ以上は離した方がいいでしょう。おへその下にスマホがくる長さのネックストラップであれば、20センチ以上の距離でスマホを操作することができます。スマホの位置がおへそより上の位置にくる短めのネックストラップの場合は、首からさげたままだと画面と眼球の距離が近すぎてしまうため、操作に向いていません。
写真をとりたいとき
スマホで写真撮影を頻繁にする場合には、少し長めのストラップを選ぶのがよいでしょう。しかし、一般的に販売されているネックストラップでは、スマホを持ったままで腕をまっすぐピンと伸ばせる長さのものはなかなかありません。そんなときは、先ほど役立つアイテムで紹介した、伸縮自在なリールクリップをとりつけると便利です。
よく動くとき
床に落ちたものを拾ったり、しゃがんで作業をしたりするときに、ネックストラップが長すぎると、床にスマホがぶつかってしまいます。また、長すぎるストラップは大きく揺れるので、介護や医療の現場で器具にひっかかったり、ぶつかったりする危険性もあります。ネックストラップの紐が長く邪魔で不便に感じる場合は、胸ポケットに収納したり、たすきがけしたりするのがおすすめです。
一番最適な長さは?
ネックストラップの長さが短すぎると、スマホの操作がしづらく、目や身体に悪影響を与えます。一方、長すぎると作業の際にとても邪魔です。これらを踏まえると、ネックストラップは短すぎず長すぎず、スマートフォンがおへそ少し下辺りにくるのが誰にでも使いやすい最適な長さといえるでしょう。ネックストラップを自分の身体に適した長さに調整する時は、首の後ろで紐を結べば短くすることができます。中には簡単に長さの調節ができる「長さ調整パーツ」が付いているものもありますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
ネックストラップにスマホや携帯電話をぶら下げるメリットと、その際に役立つパーツや使い方を紹介しました。今回紹介したパーツのほとんどは、パーツ同士を繋げる「連結パーツ」です。これらは個々に使用するだけではなく、組み合わせて使うことができるので、用途や目的に応じて最適な組み合わせを選ぶことができます。
スマホや携帯電話をネックストラップに付けて使いたいと考えている人は、ぜひこのページを参考にしてみてください。