工夫次第でこんなに使える!ネックストラップのいろいろな使い方

ネックストラップとは?

ネックストラップというとオフィスで働く人たちが首から下げて使っているというイメージがあるかと思います。実はこのほかにもたくさんの使い方があるんです。そこで実用的なものからユニークなものまで、いろいろなネックストラップの使い方を紹介します。

ネックストラップとは?

ネックストラップとはその名のとおり首(ネック)にかけて使う紐(ストラップ)のことで、先端の金属製アタッチメントにカードケースやスマートフォンなどを取り付けられます。もともとは金融情報端末をぶら下げて使う目的のため、1985年にアメリカの産業デザイナー「ジョン・D・エーカー」によって開発されたと言われています。

ネックストラップは長時間使用することが多いため、ナイロンやポリエステルなど、首に負担の少ない柔らかめの生地がよく使われます。そのほかにもシリコンやビニール、合皮、本革など、見た目や質感の異なる素材を使ったネックストラップもあります。なかには反射素材によってライトが当たるとキラッと光るものもあります。

紐の長さは45cm、幅は10〜25mmが一般的で、首からかけるとおへそのちょっと上ぐらいに先端が届くイメージです。紐には、企業名やURL、キャラクターイラストなどのオリジナルプリントが印刷されることが多く、紐の先端には、ナスカンカードケースリールクリップなど、用途に合わせていろいろなパーツを取り付けられます。

社員証(IDカード)入れとして使う

オフィスでの一番オーソドックスな利用方法は「社員証(IDカード)入れ」としての使い方です。セキュリティのため社員ひとりひとりに顔写真入りの社員証を配布する企業はいまや少なくありません。社員証は社員であることの身分を提示するとともにオフィスの入退室を管理・記録する機能もあります。そのため社員は常に社員証を携帯する必要がありますが、そんなときにカードケース付きのネックストラップが活躍します。

カードケースに社員証を入れておけば常に身分を提示しておけますし、入退室の際もカードケースをサッとかざすだけでスムーズに出入りできます。また銀行や郵便局など直接お客さんとやり取りする業務の場合でも、常に身分を提示しておけますのでお客さんへ安心感、信頼感を与えることができます。

社員証(IDカード)入れとして使う

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社員証ネックストラップ

資格証入れとして使う

世のなかにはいろいろな職業がありますが、なかには資格が必要なものがあります。試験を受けて資格を取得すると資格証というものをもらえます。この資格証は常に携帯しておき、必要に応じて提示しなければなりません(職業によっては常に携帯する必要のないものもあります)。この資格証を収納しておくものとしてカードケース付きネックストラップが役立ちます。

資格証入れとして使う

たとえば建築士や人材紹介業は常に資格証を携帯・提示しなければなりません。お客さんやクライアントと会うときにあらかじめ資格証を入れたネックストラップをかけておけば提示の手間が省けます。また電気工事士や介護福祉士などお客さんのもとへこちらから訪問をする職業の場合、ネックストラップがあればスムーズに資格証を提示できるので安心・信頼してもらえることでしょう。

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カードケース付き

スタッフ証入れとして使う

東京ビッグサイトや幕張メッセでは毎月数多くの展示会が開催されています。このような展示会に出展、来場されたことがある方はおわかりかと思いますが、会場にはとても多くの人がおり誰がお客さんで誰がスタッフかパッと見ではわからない場合があります。そんなときスタッフ証を入れたカードケース付きのネックストラップをかけておけば、お客さんはもちろんスタッフ同士でも誰がスタッフかひと目でわかります。

スタッフ証入れとして使う

ネックストラップ本体の紐色をコーポレートカラーにしたり、企業名やロゴを印刷すればオフィシャル感も出せます。また展示会だけではなく音楽フェスやスポーツイベント、テーマパーク、動物園、水族館、美術館といった多くの人が訪れるイベント、施設でも重宝します。関係者以外がバックヤードに入ってしまわないようセキュリティの観点からも利用されています。

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イベント・フェス向けネックストラップ

定期入れとして使う

ネックストラップの先端に取り付けるパーツのひとつにカードケースがありますが、このカードケースの使われ方として一番多いのが「定期入れ」としてでしょう。電車やバスを利用して通勤、通学する際に定期は必須で、パスケースや手帳型スマホケースに収納している方が多いと思います。パスケースや手帳型スマホケースもよいですが、電車やバスに乗るたびに毎回カバンから取り出すのは面倒です。そこで定期を入れたカードケース付きのネックストラップを首から下げておけば、駅の自動改札機やバスの乗車口にあるカードリーダーに素早くタッチできるので大変便利です。

またネックストラップ本体とカードケースの間に、60cmほどの紐が内蔵されたリールクリップというパーツを取り付けることも可能です。紐のぶんだけカードケースを伸ばせるので必要以上に近づかなくてもタッチできます。

定期入れとして使う

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リールクリップ付き
カードケース付き

チケットホルダーとして使う

ライブやテーマパーク、スポーツ観戦などに行った際、入場チケットをどこにしまうか困ってしまうことはないでしょうか。ポケットだとしわくちゃになってしまう、おサイフだと提示する際の出し入れが面倒、小さなお子さまだとなくしてしまうこともあります。そんなときはビニールケース付きのネックストラップをチケットホルダーとして使うのがおすすめです。首から下げることですでに提示していることになりますし、小さなお子さまは紛失防止になります。

このようなチケットホルダータイプのネックストラップは会場やスタジアム内のショップでよく販売されています。ネックストラップの紐にキャラクターが印刷されていたり、カードケースにもキャラクターの飾りが付いていたりとカワイイものが多いです。購入すればよい記念にもなりますし次回行ったときに再度使えるのもポイントです。

チケットホルダーとして使う

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カードケース付き

防水ケースとして使う

ネックストラップに防水タイプのビニールケースを取り付けて防水ケースとして使うこともできます。海やプール、釣り、川遊び、キャンプ、スキー、スノボなどに行った際、貴重品の置き場所って気になりますよね。濡れてしまうので常に携帯できないし、ロッカーだと出し入れが面倒、荷物と一緒に置きっぱなしってわけにもいきません。そんなとき防水ケースにお金やスマホ、タバコなどを入れておけば安心かつ便利です。

海やプールから出てすぐに売店でフードやドリンクを買ったり、友達とスマホで記念写真撮影、タバコ休憩ができます。スマホを見ながらお風呂に入るなんて使い方もできます。

なお防水ケースには日常生活内においての防水性能を持つ「生活防水」と、水のなかに30分以上沈めても水漏れしない「完全防水」の2タイプがありますのでご注意ください。

防水ケースとして使う

パスポート入れとして使う

夏休みや年末年始のお休みに海外旅行へ行かれる方は多いと思いますが、なにはなくとも持っていないといけないのがパスポート。出入国の際はもちろん旅行中も肌身離さず携帯しておく大切なものですが、万が一紛失したり盗難されてしまったら一大事です。そんなときはビニールケース付きのネックストラップを首から下げてパスポートを入れておきましょう。首から下げておけばそう簡単にはなくさないですし盗難にあう心配もありません。たとえばホテルの金庫やカギ付きのバッグのなかでもよいですが、常に胸元にあると安心感が違います。

また飛行機のチケットやクレジットカード、なにかあったとき用のお金、ホテルの連絡先、地図なども入れておけば貴重品をまとめて管理できて便利です。ただし、あまり入れすぎると重すぎて首が痛くなるので注意してください。

パスポート入れとして使う

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カードケース付き

スマホや携帯電話を取り付ける

ネックストラップ本来の利用方法が、この「スマホや携帯電話を取り付ける」という使い方です。冒頭にも説明したとおり、ネックストラップはもともと金融情報端末をぶら下げて使う目的で開発されました。1985年の誕生から30年以上のときが経ち、再びスマホや携帯電話などの情報端末をぶら下げるようになったことは面白いところです。

ネックストラップにスマホや携帯電話を取り付ける最大のメリットはすぐにさまざまな操作(通話、ネット、写真撮影など)ができるということ。スピーカー機能を使えば手ぶら通話も可能ですので、すぐに手を離せない宅配便のドライバーさんや赤ちゃんを子育て中のお母さんなどの強い味方となってくれます。また使用中に手が滑って落としてしまうとディスプレイにヒビが入ったり故障してしまいますが、ネックストラップがあればストッパーの役割りをして落下を防止できます。

スマホや携帯電話を取り付ける

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スマホショルダーストラップ
医療用ネックストラップ

キーホルダーとして使う

キーホルダーとはその名のとおりネックストラップにカギを取り付けて使用する方法のこと。普通のキーホルダーでもいいじゃんと思うかもしれませんが、バッグのなかに入れておくと迷子になりがちです。たとえば小さなお子さんがいるお母さんの場合、買い物帰りは両手が荷物でふさがっていてカギをバッグから取り出すのは大変です。そんなときネックストラップにカギが付いていれば素早くドアを開けられます。

サラリーマンの方でしたらネックストラップに社員証(IDカード)と一緒に会社のカギを付けておけば一元管理できて楽ちんです。またカギ以外にもボールペンやハンコ、USBメモリー、ミニライトなど、ちょっとしたときに使うものたちを取り付けておいても便利です。

キーホルダーとして使う

ペットボトルをぶら下げる

暑〜い夏にお出かけする際、手放せないのがペットボトルですよね。年々最高気温が更新されていくいまのご時世、こまめに水分補給しないと熱中症で倒れてしまいます。ただペットボトルをジャマに感じたことはないでしょうか。そんなときこそペットボトルホルダー付きネックストラップの出番です。

ペットボトルホルダーを飲み口のところにカチッと挟み込むことでペットボトルをがっちりと固定できます。これで手軽に水分補給できますし、手ぶらになれるのもうれしいところ。ライブやテーマパーク、スポーツ観戦、キャンプ、登山、釣りなどのレジャーをストレスフリー、ハンズフリーで楽しめます。またジョギングやウォーキングの際もすぐに水分補給できますので脱水症状を予防できます。

ペットボトルをぶら下げる

メガネをぶら下げる

普段メガネを使っていない方にはわかりずらいかもしれませんが、ちょっとメガネを外したときの置き場所って結構困るんです。でもネックストラップがあればスマートにメガネをぶら下げ収納できます。メガネをぶら下げるにはふたつの方法があり、ひとつはメガネのつる1本1本にネックストラップの両端をそれぞれつなげる方法。つるが開いた状態で胸元あたりにぶら下げておけるのでスムーズに付け外しできます。

もうひとつはネックストラップ先端のリングにメガネのつるをとおす方法。折りたたんだ状態でぶら下げられますのでそのまま外出してもジャマになりません。なおサングラスもメガネと同じ構造ですのでメガネのようにネックストラップにぶら下げることが可能です。

カメラをぶら下げる

いまの時代、写真を撮影をするといったら手軽さ、十分な機能、SNSの普及といった理由により、カメラ(デジカメ)よりスマホの方のほうが多いのではないでしょうか。とはいえ趣味や旅行の記録、お子さんの成長などを本格的なカメラで撮影する方もまだまだいます。本格的なカメラは精密機器(そして高価)ですのでリュックや専用ケースに入れて持ち運びますが、撮影のたびに出し入れするのはちょっと面倒です。そこでネックストラップにつなげて首から下げておけば持ち運びが楽ですし好きなときにサッと撮影できます。とくに突発的なことが起こったときにすぐ撮影できるというのはカメラ好きの方にとっては大きなメリットです。ネックストラップでカメラライフを満喫しましょう。

ネックストラップにカメラをぶら下げる

楽器用として使う

意外に思われるかもしれませんが楽器演奏の際にもネックストラップが使われることがあります。サックスやクラリネットには楽器本体にストラップ用のリングが付いていて、ネックストラップを簡単に引っ掛けられます。サックス、クラリネットともになかなか重量があるので指で支えながらの演奏は大変です。ネックストラップがあれば楽器自体の重量を首で支えられるので指を自由に動かしながら演奏できます。

またウクレレ用のネックストラップもあります。取り付け方はギターやベースのように本体の両端に1箇所ずつ取り付けるのと、サウンドホール(本体中央の穴が空いているところ)に引っ掛ける2パターンがあります。ネックストラップがあればストレスのない状態で演奏を楽しめます。

子供の防犯対策として使う

物騒なニュースが多い昨今、小さなお子さまをお持ちのお母さん、お父さんは心配なことでしょう。そんな不安を解消するためにネックストラップがお役に立ちます。「キーホルダーとして使う」の項目で説明しましたが、ネックストラップの先端にはカギやボールペンなどさまざまなものを取り付けることができます。こどもケータイや防犯ブザー、反射板キーホルダーなどを取り付けておけばしっかり防犯対策ができます。

子供用の防犯ブザーを付けたネックストラップ

なお反射板キーホルダーとはライトが当たるとキラッと光る反射素材で作られたキーホルダーのこと。キーホルダーにライトが当たると光るので、ドライバーにお子さんの存在を認識させられます。防犯だけではなく事故の危険からもお子さんを守れます。

授乳時の便利グッズとして使う

小さな赤ちゃんをお持ちのお母さんたちの間で、便利グッズとして人気の高い授乳ストラップというものがあります。赤ちゃんに授乳をするときに洋服をめくりますが、ちょっとした拍子でズレたり落ちてきてしまい赤ちゃんの顔にかかってしまうなんてことがあります。そのようなときに授乳ストラップで洋服を挟み込むことでズレや落下を防ぐことができます。

使い方としては「授乳ストラップを首にかける→服の内側にとおす→服と一緒にたくし上げる→そのまま首にかける」ととっても簡単。デザインはリボンや花の飾りがついていたり、水玉やチェック柄などかわいいものが数多くあります。ネックストラップは子育てをがんばるお母さんの味方となります。

まとめ

社員証(IDカード)入れや定期入れなどオーソドックスな使い方から、チケットホルダーや防水ケースといった実用的なものまで、ネックストラップにはいろいろな使い方があります。あると便利なネックストラップをぜひ使ってみてください。