ネックストラップに使われる紐の種類・素材・織り方の違い

ネックストラップに使われる紐

オリジナルのネックストラップを作る際は、紐の素材や織り方によって仕上がりや使い心地が大きく変わるため、耐久性、デザイン性、使用シーンに適したものを選ぶことが重要です。今回はネックストラップに使われる紐の種類・素材・織り方の違いについて詳しく解説します。

ネックストラップに使われる紐の種類

弊社で取り扱っているネックストラップの紐の種類には大きくわけてナイロンとポリエステルの2種類があります。それぞれの特徴を理解いただき、作成するネックストラップにベストな素材をお選びください。

ナイロン

ナイロンは、なめらかで強度の高い素材です。生地の表面は凹凸のないツルツルとした質感なので、印刷するデザインが綺麗に発色でき、細かい文字や線なども鮮明に印刷できます。やや光沢のある仕上がりになるため、高級感のあるオリジナルネックストラップが作れます。

ナイロン製のネックストラップ
ナイロン製のネックストラップ
メリット
高い耐久性と柔軟性
細部まで綺麗に印刷できる
光沢があり高級感がある
デメリット
コストがポリエステルよりやや高め
フルカラー印刷はできない

弊社で取り扱っているナイロン素材のネックストラップは以下の1種類のみです。

シルク印刷 ✕ 平織りナイロン

ポリエステル

ポリエステルは、やわらかく肌触りのよい、コストパフォーマンスに優れた素材です。フルカラープリントにも対応しているため、インパクトのあるネックストラップを作りたいときに最適です。

ポリエステル製のネックストラップ
ポリエステル製のネックストラップ
メリット
コストが比較的安い
フルカラーで印刷できる
やわらかく肌触りがよい
デメリット
光沢が少ない
印刷の鮮明度はナイロンに劣る

弊社で取り扱っているポリエステル素材のネックストラップは以下の3種類です。

シルク印刷 ✕ 平織りポリエステル
シルク印刷 ✕ 袋織りポリエステル
フルカラー印刷 ✕ 平織りポリエステル

その他の素材

弊社では取り扱いはありませんが、ナイロンやポリエステルのほかに、ネックストラップに多く用いられる素材として、レザー、シリコン、ビニールなどがあります。レザーには本革と合皮の2種類があり、どちらも大人向けの高級感溢れるネックストラップを作成できます。シリコンやビニール素材は汗やほこりで汚れても簡単に水洗いできるため、スポーツやアウトドアなどのほか、清潔さが求められる医療現場などでも利用されます。

紐の織り方の違い

ネックストラップに用いられる紐には、大きく分けて平織り袋織りの2種類があります。遠目から見るとどちらも同じような紐に見えますが、実際に近くで手にとって見ると、表面の質感や触り心地が大きく違うことがわかります。

平織り

平織りとは経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に浮き沈みさせて織っていく織り方のことです。織物の三原組織(さんげんそしき:平織、綾織、朱子織)のひとつで、もっとも単純な織物組織となります。

経糸と緯糸がしっかり組み合っているため非常に丈夫で摩擦に強く、触り心地もなめらかで快適です。また、表面の凹凸が少ないため、細かい印刷にも適しています

弊社のネックストラップは、平織りナイロンと平織りポリエステルからお選びいただけます。

平織り紐
平織り紐

袋織り

袋織りとは布の両端のみ接合した筒状になる織り方のことです。裁断すると紐の中が空洞になっており、ホースのような見た目になっています(指でつまむと筒状になります)。

とても柔らかく、ほどよい弾力もあるため、長時間装着していても首が疲れにくいことから、社員証や工場、店舗のスタッフ用として使用されることが多いです。

弊社ではポリエステルの素材を袋織りしたネックストラップをご用意しております。

袋織り紐
袋織り紐

ネックストラップ比較表

弊社で取り扱っているネックストラップの特徴をまとめた一覧表です。紐の種類、素材、織り方のそれぞれの特徴を理解し、目的に応じたネックストラップを選ぶことで、より満足度の高いオリジナル製作ができるでしょう。

商品 肌触り 光沢 印刷 コスト 主な用途
シルク印刷 ✕ 平織りナイロン 普通 あり 単色(鮮明 普通 社員証・IDカード(長期の利用)
シルク印刷 ✕ 平織りポリエステル 普通 なし 単色 安い イベントパス・スタッフ証(短期の利用)
シルク印刷 ✕ 袋織りポリエステル 柔らかい なし 単色 普通 社員証・IDカード(長期の利用)
フルカラー印刷 ✕ 平織りポリエステル 普通 なし フルカラー 高い アーティスト・キャラクターグッズ(販売用)

なお、紐素材による印刷の仕上がりの違いについては以下のページでも詳しく解説されています。ぜひあわせてご覧ください。