カードケースのソフトタイプとハードタイプの違い

カードケース

カードケースはネックストラップの付属パーツの中でも重要なパーツのひとつです。とくに社員証を作る場合は、カードケースの素材や重さを含めて慎重に選びたいという方も多いでしょう。今回は、用途にあったカードケース付きネックストラップを作りたい人に向けて、カードケースのソフトタイプとハードタイプの違いを詳しく説明します。

ハードケースとソフトケースの違い

カードケースには、硬い素材の「ハードタイプ」と柔らかい素材の「ソフトタイプ」があります。それぞれ特徴が異なり、使用目的やシーンによってどちらが適しているかが変わってきます。ここでは、素材、サイズ、重さ、価格といった具体的な違いから、それぞれの特徴を詳しく解説し、最適な選び方をご紹介します。

素材

ソフトタイプのカードケースは、やわらかいソフトビニールを使用しています。ソフトビニールは一般的にポリ塩化ビニルという素材を薄く柔らかく加工して作られており、防水防塵性に優れ、衝撃に強く、落としても破損しづらいのが特徴です。強く引っ張るとちぎれたり伸びたりする可能性があるため、パーツを通す穴の部分には力を加えすぎないようにしたほうがよいでしょう。また、熱や太陽光に長時間さらすと変色、劣化の原因となります。

ハードタイプのカードケースは、丈夫なポリプロピレン製です。硬く強度が高いので、紙製のカードでも折れ曲がったり破損したりすることなく保護し、中に入れた名刺やカードを綺麗な状態で保存できます。強い衝撃によって表面に傷がついたり、ヒビ割れをする可能性がありますが、無理な使い方をしなければ問題ありません。固い素材のため、ポケットやカバンにしまう際、スっとしまえて便利です。表面には光沢感がありしっかりとした印象を与えます。ソフトケース同様、長時間太陽光にさらすと劣化の原因になるので注意しましょう。

サイズ

弊社のカードケースは、ソフトタイプが7種類、ハードタイプが1種類、合計8種類のラインナップから選べます。ケースの中に入れるものに応じて適したケースを選びましょう。

ソフトタイプは、スタンダードな名刺サイズ(79×97mm)、縦横両用マルチタイプ(72×105mm)、チャック付きタイプ(95×100mm)、チケットやパスポートが入る大きなタイプ(100×184mm)など、さまざまな種類があり、用途に応じて使い分けられます。

ハードタイプのカードケースは、カード類がちょうどぴったり収まるサイズ(91×69mm)の1種類のみです。

カードケースPV01
ソフトタイプのカードケース(PV01)
カードケースPC11
ハードタイプのカードケース(PC11)

重さ

弊社のカードケースはハードタイプ、ソフトタイプともに首から下げても負担にならない、とても軽い素材でつくられています。ソフトケースの素材であるポリ塩化ビニルとハードケースの素材であるポリプロピレンの比重を比べると、ポリ塩化ビニルは約1.4、ポリプロピレンは約0.9であるため、同じ大きさのカードケースであればソフトタイプよりもハードタイプの方が軽いことになりますが、体感する重さに違いはないでしょう。そのため、実際に使用する上では、中に入れるカード自体の重さや、ネックストラップ本体の重さが重要となってきます。

価格

ソフトタイプのカードケースとハードタイプのカードケースの価格を比べると、一般的にはハードタイプの方が価格が高くなります。ただし、弊社の社員証用カードケースは、ハードタイプ・ソフトタイプともに同じ価格で提供していますので、コストの違いを気にすることなく好みの素材を選べます。

社員証用カードケース一覧

PV01(社員証用・標準タイプ)
PV01(社員証用・標準タイプ)
PV05(社員証用・縦横両用)
PV05(社員証用・縦横両用)
PV08(社員証用・チャック付き)
PV08(社員証用・チャック付き)
PC11(社員証用・ハードタイプ)
PC11(社員証用・ハードタイプ)
社員証用カードケース
PV01(社員証用・標準タイプ)
PV05(社員証用・縦横両用)
PV08(社員証用・チャック付き)
PC11(社員証用・ハードタイプ)

ハードケースのメリット・デメリット

ハードタイプのカードケースは、主にプラスチックや金属などの硬質な素材でできており、その最大のメリットは高い保護力です。外部からの衝撃や圧力に強いため、大切なカードが折れ曲がったり、汚れたりするのをしっかりと防ぎます。また、光沢のある素材が多く、ビジネスシーンなどでの利用において、シャープでフォーマルな印象を与える点も利点です。さらに、カードをスライドさせて簡単に取り出せる構造になっているものが多く、カードの出し入れを頻繁に行う場合に非常に便利です。

一方、デメリットとしては、素材が硬いため、かさばりやすく、ポケットなどに入れると厚みが出てしまう点が挙げられます。また、柔軟性がないため、収納できるカードの枚数やサイズが厳密に決まっており、融通が利きにくいという側面もあります。さらに、強い衝撃が加わると、ケース自体にひびが入ったり、割れたりする可能性があることにも注意が必要です。

ソフトケースのメリット・デメリット

ソフトタイプのカードケースはの最大のメリットはその柔軟性と軽量性です。柔らかいため、衣服のポケットなどに入れても体に沿いやすく、かさばりにくいのが特徴です。また、素材の特性上、落下時の衝撃を吸収しやすいため、カードへのダメージを軽減できます。さらに、ハードケースに比べて安価な製品が多い傾向にあり、サイズやデザインのバリエーションも豊富です。屋外での使用や子供の利用にも安全性が高いと言えます。

一方で、デメリットとしては、ハードケースほどの高い保護力は期待できません。特に、カバンの中で重いものと一緒になると、カードが折れ曲がってしまうリスクがあります。また、素材によっては静電気でホコリが付きやすくなったり、長期間の使用や紫外線によって黄ばみや変色が生じやすかったりする点も注意が必要です。ビジネスシーンなどでは、ハードケースに比べて若干安っぽい印象を与えがちです。

ハードケースにオススメの使い方

ハードタイプのカードケースは、表面に光沢があり、シャープな印象を与えられるため、ビジネスシーンでの使用におすすめです。カードを取り出す時は、スライドさせるだけで簡単に中のカードを取り出せるので、カードの出し入れを頻繁にする場合に適しています。

PC11(社員証用・ハードタイプ)
ハードケースはビジネスシーンでの利用に最適

ソフトケースにオススメの使い方

ソフトタイプのカードケースは、柔らかく加工された素材なので、スポーツイベントや屋外でアクティブに活動するようなシーンでも安全に使用できます。また、子どものいる場所や子どもが使うときにも適していると言えるでしょう。薄いソフトケースはコンパクトに保存できるうえ、価格も安いので、多くのカードケースが必要な場合に特におすすめです。さらに、わずかに伸縮性があるため、カードによっては複数枚収納できるのもメリットです。

カードケースPV09(スタッフパス用・ハガキサイズ)
ソフトケースは野外フェスやスポーツイベントに最適

まとめ

弊社で取り扱っているソフトケースとハードケースの特徴を一覧にしました。

種類 ソフトケース ハードケース
素材 ポリ塩化ビニル ポリプロピレン
耐久性 防水防塵性があるうえ、衝撃に強く落としても破損しづらい 固く強度が高いので、名刺やカードを折れ曲がる心配がない
サイズ(外寸) 7種類
横97×縦79mm
横105×縦72mm
横100×縦95mm
横115×縦90mm
横111×縦120mm
横122×縦170mm
横110×縦184mm
1種類
横91×縦69mm
重さ やや重い 軽い
価格 安い やや高い
メリット イベントや子どもがいる場所で安全に使える・種類が豊富でさまざまなシーンで活躍 高級感やシャープな印象を与えられる・中のカードを確実に保護できる
デメリット カードが折れ曲がることがある・長期間の使用で変色する 柔軟性がない・ケース自体が割れる可能性がある

弊社では、カードケース付きのネックストラップのオリジナル製作や、カードケース単体でのご相談も承っております。カードケースの注文についてお困りの方はお気軽にお問い合わせください。