ネックストラップの長さと幅のサイズ表記について
ネックストラップを購入するとき、あるいはオリジナルのネックストラップを作るときには、希望の紐のサイズを決める必要になりますが、数字だけの記載だと、どこからどこまでの長さなのかわかりづらい場合があります。今回はネックストラップのサイズ表記について、イメージ図を用いてわかりやすく説明します。
ネックストラップのサイズ(長さ)とは?
ネックストラップを取り扱っている通販サイトやOEM制作のサイトにはネックストラップのサイズが表記されています。しかし、ネックストラップはストラップ部分が輪っか状になっている上、先端パーツが付属しているので、具体的にどこからどこまでの長さを表しているのか、わかりにくいことが多いです。どこの長さを表しているか、詳しく説明します。
紐の長さのサイズ表記
一般的な市販のネックストラップの紐の長さ(ストラップ部分を1本の紐状にしてまっすぐにひき伸ばした状態の長さ)は、90cm〜110cmくらいであることが多く、この場合、通販サイトやOEMサイトのサイズ表記は、「90cm(片側45cm)」もしくは「全長45cm」のようなサイズ表記となっています。先端パーツやカードケースのサイズは含めておらず、ストラップ部分のみの長さを記載しているということです。
ただし、メーカーによってはパーツを含めた長さでサイズが記載されていたり、「全長〇〇cm」という記載がストラップ片側の長さではなく、1本の紐状に伸ばした際の長さであったりすることもあり、統一されていないのが現状です。正確な長さを知りたいときは、メーカーや販売店に直接問い合わせて確認すべきでしょう。
紐幅のサイズ表記
ネックストラップの幅の表記はストラップ部分の紐の太さを表しており、こちらは長さのサイズ表記とは違って、どのメーカーでもほとんど同じです。ネックストラップの紐幅は、10㎜の細いものから、20㎜と太いものまで、たくさんの種類があり、幅によって用途も変わります。ストラップにオリジナルデザインを印刷する場合は10mmと20mmでは印刷範囲が全く異なりますので、紐幅の確認はデザインを作る上でも非常に重要です。
ネックストラップの長さを調節する方法
仕事中にストラップ部分が邪魔になったり、体格の差で使いづらく感じたりする時は長さの調整が必要です。ネックストラップの長さの調整をしたい時は、長さ調整パーツ付きのネックストラップを使います。
長さ調節パーツとは?
長さ調整パーツは、ネックストラップに取り付けることで紐の長さを好みのサイズに調整できるパーツです。主にポリカーボネートやポリアセタールなどのプラスチック素材で作られているので、とても軽くて丈夫で、使用する人の体格や、用途に合わせて簡単に長さを調整できます。また、全体がなめらかな形状のため、紐の調整もスムーズに出来、強く握ってけがをする心配もありません。
調節可能な範囲
長さ調整パーツをつけることで調整できる範囲は、パーツの種類によって異なります。
首の後ろで調節するタイプの場合
コードストッパーのように首の後ろで紐の長さを調節するタイプの長さ調整パーツは、ストラップの長さを首の太さまでめいいっぱい縮められます。ただし、あまり縮めすぎると首が摩擦で擦れる可能性があるので適度な余裕も持たせて使用するとよいでしょう。また、縮めた分だけ首の後ろに輪っかができることのなるため、人によってはわずらわしく感じることがあるかもしれません。
手前で調節するタイプの場合
ベルトのバックルのように手前側で紐の長さを調節するタイプの長さ調整パーツです。金属製のものはリュックカン、移動カンなどと呼ばれます。こちらは最大でストラップの長さの半分まで縮められます。ただし、長さ調整パーツ以外に安全パーツやその他の付属パーツがついている場合には、調整できる範囲が限られることがあります。
さらに詳しく知りたい方は、長さ調整パーツのページもあわせてご覧ください。
まとめ
ネックストラップのサイズ表記について詳しく説明しました。紐の長さや幅の表記方法は、メーカーや販売店によって異なる場合がありますので、自分が購入または制作したいネックストラップのサイズがどれくらいか、事前にしっかりと把握するようにしましよう。