以前作ったネックストラップと同じ仕様で作るには?スムーズな再注文手順を解説
オリジナルネックストラップの製作をご検討の皆様の中には、「以前作ったものと同じものが欲しいけど、何を伝えればいいかわからない」「微妙に色が違うと困る」「このパーツの名前は何?」といった悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一口に「同じ」と言っても、ネックストラップは素材、印刷方法、パーツ、そしてデザインデータなど、たくさんの要素で構成されています。そのため、正確な情報を伝えられないと、思っていたものと違う仕上がりになってしまうこともあり得ます。
この記事では、お客様が「スムーズな再注文」を実現するためのポイントを体系的に解説します。お手元にある既存のネックストラップを見ながら、一緒に確認していきましょう。
弊社で作成したネックストラップの場合
弊社では過去のご注文のデザインデータを保管しているため、過去に弊社で作成したネックストラップを再注文する場合は、再入稿の手間なくスムーズにご注文いただけます。
お問い合わせフォームの「問い合わせ種別」で「再注文に関する問い合わせ」を選択し、「問い合わせ内容」に下記の必要事項を入力して送信してください。
- 再注文に必要な情報
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- 見積書番号または注文番号
- ご希望の追加注文数
- ご注文者様の連絡先(お名前・メールアドレス)
- どのデザインかの指定(複数ご注文の場合)
- 納品先の住所
- 納期のご希望日程

他社で作成したネックストラップの場合
他社で作成したネックストラップと同じ仕様で再注文する場合は、そのネックストラップを仕様を詳しくお伝えいただく必要があります。既存のネックストラップを手に取って、以下の5つのポイントを確認してみてください。それぞれの項目で、具体的に何をチェックし、どう伝えればよいのかを詳しく説明します。
1. ネックストラップ本体の素材と幅
まず、ネックストラップの本体がどんな素材でできていて、どれくらいの幅があるかを確認しましょう。
ネックストラップに用いられる主な素材として「ナイロン」や「ポリエステル」がありますが、見た目だけでは判断が難しい場合は、「光沢感はありツルツルしている」や「スニーカーの紐のように表面に凹凸がある」など、質感をお伝えいただくだけでも参考になります。


ストラップ本体の幅は定規を使って測ってみてください。一般的には10mm、15mm、20mm、25mmのいずれかであることが多いです。



2. デザインを左右する印刷方法
次に、ネックストラップに施されているデザインがどのような印刷方法で表現されているかを確認しましょう。昨今のネックストラップの多くは「シルク印刷」か「フルカラー印刷(昇華転写)」のいずれかの方法で印刷されてるので、どちらかを判断します。


シルク印刷は、インクを直接生地にのせる方法です。色がくっきりと表現され、触るとインクが少し盛り上がっているように感じられることがあります。シンプルなロゴや文字、1色だけのデザインで印刷されているものはシルク印刷であることが多いです。
フルカラー印刷(昇華転写)は、デザインが生地に染み込んでいるように見える方法です。写真やグラデーション、複雑な多色デザインも鮮明に表現でき、触った際にインクの段差はほとんど感じられません。複数の色が使われていれば昇華転写と考えてよいでしょう。
3. 機能性を決める先端パーツ
ネックストラップの先端についているパーツは、機能を決定づける重要な要素です。お手元のネックストラップの先端にどのようなパーツが取り付けられているか、以下の写真を参考にしながら確認してみてください。




上記以外にも「松葉紐」や「クリップ」など、用途に応じてさまざまなパーツが使われます。パーツの名称がわからないときは、写真を撮影して送っていただくとスムーズにご案内できます。
4. 安全パーツと長さ調整パーツの有無
安全パーツは、ネックストラップに負荷が掛かったときにパーツ部分が分離し、予期せぬ事故を防ぐためのパーツです。また、長さ調整パーツは、スライドさせて調整することで、使う人の体格や好みにあわせてネックストラップの長さを変えられます。どちらもネックストラップに付属するパーツとして非常にポピュラーなものなので、これらの有無についても確認しておきましょう。


5. 完璧な再現に不可欠なデザインデータ
他社で作成したネックストラップと同じものを作るにあたって最も重要なのは、過去に製作した際に使ったデザインデータです。Illustratorで作成したAIファイル、Photoshopで作成したPSDファイル、あるいは高解像度のPDFファイルなど、過去に製作を依頼した際に印刷業者に提出したデータがあればご依頼時に送ってください。
デザインのデータが手元にない場合、完全に再現することは難しいですが、実物のネックストラップを写真に撮る、またはスキャンするなどしたものを送っていただくことで対応可能な場合があります。この際、可能な限り高解像度で、正確なサイズ感がわかるように、また、色見本などがあれば一緒に添えていただけると、より再現度が高まります。なお、データがない場合、デザインの再作成費用が発生する可能性がありますのであらかじめご了承ください。

まとめ
過去に作成したネックストラップを再注文する場合、弊社で作成したネックストラップであれば、データを再入稿することなくスムーズにご注文いただけますし、他社で作成したネックストラップであれば、仕様を詳しくお伝えいただくことで、可能な限り同じ仕様を再現させていただきます。
もし、各項目で不明な点があっても、無理に判断しようとせず、現状わかる範囲の情報を写真などと合わせてご相談ください。お客様の「これと同じものが欲しい」というご要望を、スタッフがサポートし、納得のいく形で高品質なオリジナルネックストラップをお届けします。